今週から2人の若き自衛官志願者の授業が始まりました。
1人は地元の女子高生(3年生)。もう1人は関西圏在住の高3生(男子)。
どちらも1:1の個別指導です。地元の子は対面の授業。関西圏の子はオンライン授業。
事前に聞いた限りでは、2人とも数学が苦手のようでした。初日の授業は2人とも、その「苦手な」数学です。
使用するテキストは「7日間完成! 一般曹候補生」。このテキストは2次関数から始まります。
初日の授業、2人に取り組んでもらったのは「平方完成の式変形」と「2次関数のグラフを描く」ことでした。
演習も交えながら授業を進めていったのですが、最終的に2人ともしっかりと理解して終えることができました。
2次関数は、この2つがしっかり身につけば、あとは勢いで何とかなるものです。
別の言い方をすれば、この2つの基本ができていないと、その後どれだけ勉強しても学力アップにはつながりません。
それだけ大切な分野になります。
それだけに、演習時間も設けて授業を進めていきました。
数学が苦手ということから、かつての夏期講習の受講生(Mさん[女性]高3生)のことを思い出しました。
Mさんは、とにかく数学が苦手で、学校の試験でもいつも苦労していたそうです。
そんなMさんでしたが、夏期講習がきっかけとなり、数学が大好きになったそうです。
そして、なんと、一般曹候補学生(陸上)の最終合格を勝ち取ったのです。
「一般曹候補学生」という「入り口」は今はもうありませんが、当時は倍率が50倍以上もする、女子にとっては超難関の種目でした。
「苦手な数学が得意科目に!」という、この現象。
実は当YSTの受講生に限らず、教材使用者からもよく報告を頂きます。
学校の数学は淡々と進んでいきますので、一旦、つまずいてしまうと、リカバリーするのはしんどいです。
おまけに、来る日も来る日も新しい項目や公式が出てきますので、振り返る暇などなく、次第に苦手意識が強まっていくことになります。
でも、例えば一般曹候補生の数学の場合、出題傾向に合わせた「数学1」を勉強すればいいわけです。
レベル的には教科書の例題程度ですので、一般曹候補生の数学に合わせた教材を用いれば、1ヶ月もかからずに成果が出ることになります(個人差もあります)。
別に当YSTの教材がいいですよ、と宣伝しているわけではありません。
一般曹の数学に特化したテキストで、きちんと成果が出ているものであれば、どれを用いてもいいんです。
それを早めに(1巡目の勉強を)終わらせて、本番までに最低3回は繰り返す。
やるべきことはこれで十分です。
冒頭の2人の高3受講生。この調子でいけば「苦手な数学が得意科目に!」なるような予感がしています。
5月の学科試験まで、1ヶ月余り。
意志あるところに道は開けます。
5月の試験を受ける方は、せっかく取り組むからには、「9月を見据えて」などと言わずに、「5月の試験、これ一発で合格してやる」という気概を持って臨むようにしましょう!
☆★目指せ!自衛官★☆
【基礎から学ぶテキスト】
7日間完成!一般曹候補生