音楽隊を受験する

ongaku

自衛隊には本当にいろんな職種があります。その中には「音楽隊」というものもあります。

様々な式典や祭典の際に花を添える職種ですね。

純粋に管楽器を演奏することが好きな人からすれば、まさに花形職と言えるでしょう。

音楽隊を目指す場合、通常の採用試験とはちょっと異なることがあります。

それは学科試験とは別に、楽器のオーディションを受けなければいけない ということです。

たとえ学科で満点を取ったとしても、楽器の技術が一定のレベルに達していなければ、音楽隊への道は閉ざされてしまいます(勿論、満点を取っていれば自衛隊に入ることはできます)

ということで、音楽隊に入るためには、それなりの楽器の技術をキープしていないといけないのです。

そういう意味では、ブラスバンド部に所属している現役の高校生や大学生は楽器を練習できる環境にありますので、「絶対、音楽隊に入りたい」という強い意志を持っていれば、楽器の技術をキープすることは難しくはないでしょう。

でも、残念ながら、浪人をすることになってしまった場合には、話は別になります。

出身高校・大学で、練習に参加させて頂けるのであれば、それはそれでいいと思うのですが、自分1人だけがOB・OGとして参加している環境は、やはり何かと気を遣うものです。

ということで、楽器の技術をキープするためには、別の選択肢を考える必要があります。

1つ目は、最寄りの音楽教室でレッスンを受ける、という選択肢。

週2回なら2回、1回なら1回と定期的に専門の先生にみて頂くことで、日々の練習にも緊張感が保てますし、一定のレベルをキープしていくには十分でしょう。

ただ、この選択肢には1つ問題があります。

レッスンという性格上、どうしても有料になりますので、そのお金をどうするかということです。

2つ目の選択肢は、社会人の楽団に入ること。

社会人の楽団というと敷居が高いと思っている方もいるかもしれませんが、そんなことはありません。

すべての団員が、純粋に音楽を演奏することが好きで集まっている団体ですので、きっと温かく迎え入れてくれます。

既に自分の中で「この楽団」というのがあれば話は別ですが、特にそのような楽団がない場合には、高校や大学時代のOB・OGが団員になっている楽団を候補にすると話がスムースに進むと思います。

OBの方なら、「どんな雰囲気で、月何回やっているか、演奏会は何月にあるのか」など、気軽に聞けると思います。

その上で、入団するかどうかを決めればいいのです。

社会人の楽団のいいところは、「社会人の団員さんの時間の使い方」を身近に感じ取れることです。

多くの方が時間のない中で楽器の練習をやっていますので、時間の使い方に関しては、今後の人生においても、きっと参考になることでしょう。

3つ目は、「自分1人で練習を続ける。」

意志が強ければ、特に問題はありません。

1人でやる場合には練習のスケジュールをあらかじめ決めておく必要があります。

週何回・何曜日にやるか、時間帯はいつにするか。どんな曲をやるか。

すべてが自己管理となります。

それだけに、スケジュール管理をしっかりと行う必要があります。

以上、大きく見ると3つの選択肢があります。

あとは採用試験の勉強をおろそかにしないこと。

楽器好きというのは、楽器の練習を始めると、際限なく楽器を演奏し続ける傾向にあります。

何故そんなことが分かるかというと、実は私も社会人のある楽団に所属しているからです。

一度楽器を手にしてしまうと、つい、いつまででも演奏をしてしまいます。

さて、話を本題に戻しましょう。

楽器の練習も大切ですが、勉強もおろそかにはできませんので、勉強のスケジュールもあらかじめきちんと決めておくようにしましょう。

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