早いもので1月も下旬。日常生活も戻ってきました。
そろそろ、今年の自衛官採用試験に向けて、対策を立てようと思っている人もいることでしょう。
でも、自衛官の試験は情報が限られていることもあり、「何から始めていいのか分からない」という人も少なくないようです。
そこで今回は、こういうことから始めればいいんですよ、ということをお伝えしましょう。
まず、どのような試験でもそうですが、出題範囲と出題傾向、問題のレベルを知る必要があります。
これらを知る上で一番よく、かつ一番手っ取り早いのが、「過去問を1年分解いてみること」です。
募集要項では、高校1年生程度の国語・数学・英語となっていますが、具体的に1年分を解いてみると(ざっと見てみると)、どの位のレベルの問題がどのような出題傾向で出ているかが分かります。
さらに、実際に解いてみることで、「ああ、これなら数学は大丈夫かも」とか、「ちょっとこれだと数学も英語もヤバいみたい」といった手応えがつかめます。
まずは、この手応えを感じることが大切です。
そうすることで、次にすべきことが見えてきます。
具体的には、「数学がヤバそうだから、基本からじっくりと勉強できる参考書が必要だ」といったようなことが分かります。
私のところには、一般曹候補生を目指して、社会人の方、大学生、専門学校生などが通ってきます。
当方は、宮城県の片田舎にある小さな学習塾ですが、志の高い若者が通ってきれくれます。
ありがたいことです。
授業の前に色々とお話をすると・・・
5年ぶりに数学を勉強する人。
高1の数学を最後に、大学4年の今に至るまで数学はやっていません、という人。
そういう人たちが集ってきます。
そして、彼らとの1対1の個別の授業が始まります。
『7日間完成!一般曹候補生』を使用して授業を行うのですが、一通り終わるのに、だいたい3ヶ月かかります。
何年かぶりに勉強をする訳ですので、どうしてもこの位はかかってしまいます。
でも、これで終わりではありません。
というか、これでようやくスタートラインに立てたことになります。
スタートラインに立った後は、学力を定着させるため、2巡目・3巡目の復習が必要になります。
1通り勉強し終えるのに3ヶ月かかる訳ですので、3巡目までやるとなると
3ヶ月×3巡=9ヶ月
もかかるのか、と思うかもしれません。
でも、2巡目の復習、3巡目の復習は、それほど時間はかからないんです。
1巡あたりの復習は、2週間もあれば十分にこなしていけるようです。
1巡目に要する期間が3ヶ月。2巡目・3巡目の復習期間も含めると、久しぶりに勉強をする人は、最低でも4ヶ月程度は必要になります。
5月の採用試験を本気で考えている人は、そろそろ本腰を入れて始動していく時節となりました。
さあ、今年はあなたの年です。
夢の実現に向けて頑張っていきましょう!