(明日〆切:自衛官模擬テスト http://mezaji.com/testdetail/ )
今年の志願者の動向はどうなっているのでしょう?
5月の一般曹候補生の試験は、高3生以外なら受験することができます。
(高3生は、就職協定のからみで9月の1回のみとなっています)
昨年の今頃はは緊急事態宣言が発出され、世の中が混沌としていましたので、2年前と今年のデータを比べてみました。
2年前の2月と3月の(高3生を除く)教材申込者と、今年の申込者を比べてみると・・・
なんと、2倍になっていました。
教材購入者の数が、そのまま志願者の動向を反映しているとは限りませんが、1つの指標となっているのは事実です。
では、2年前の日本はどんな世の中だったのでしょうか?
2年前、少なくとも日本国内には、まだコロナは存在していませんでした。
民間への就職が好調で、公務員離れがニュースになっている時代でした。
というよりも、少子化の影響のため、民間・公務員を問わずに、少ない若者を「奪い合う」構図となっていました。
公務員離れは深刻で、教職員や警察、市役所職員など、職種を問わずに公務員志願者が減少していて、社会現象になっていました。
自衛官採用試験も、その影響をもろに受けました。
打開策として、受験者資格が26歳から32歳に引き上げられることにもなりました。
2年前の就職戦線は、このような状況下にありました。
当時に比べて、仮に志願者数が2倍になったと仮定してみましょう。
この背景には何があるのでしょうか?
それは、
「民間の就職先がコロナの影響により少なくなり、公務員志望者が急増している」
ということを表しているのではないか、と私は思っています。
「景気がいいときは民間への就職が好調で、景気が悪いときは公務員志願者が増える」
とえいばそれまでなのですが、今年の自衛官採用試験は、第2志望・第3志望の就活生がバンバン受けてくると思っておいた方がいいでしょう。
今年の5月の倍率は、高くなることが予想されます。
このような状況下で、最終合格を果たすためには、とにかく、学科試験である1次試験をクリアすることが最優先事項となります。
新年度が始まり、何かと慌ただしい時期ではありますが、自衛官が第1志望の志願者は、心して5月の試験に臨んでいきましょう!