【過去問を利用する勉強の落とし穴】

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5月の一般曹候補生の試験まで1ヶ月半になりました。

過去問を利用して対策をしている人も少なくないと思いますので、今回はその辺のことを取り上げます。

このブログをお読みになっている志願者は、少なくともしっかりとした気持ちを持って試験に臨んでいる方だと思います。

勉強もそれなりにやっていることでしょう。

場合によっては、仕上げの意味合いで過去問を利用する人もいるかもしれません。

確かに過去問自体はやっておく必要があるのですが、それは、せいぜい2年分程度です。

それで十分です。

過去問をやる意味は「出題傾向・問題の難易度」を、実際に自分の頭を使い、手を動かすことで感じ取ることです。

決して、「対策勉強」の意味合いはありません。

私は東北大学などの国公立大の受験指導も行っていますが、受験生には全く同じことを言っています。

普段の勉強では(あるいは仕上げの勉強では)過去問では不十分。

むしろ、過去問レベル以上の問題に取り組む必要があります。

どういうことでしょう・・・

仮に、本番のレベルが10だとします。

その「10のレベルの問題」の対策として、仕上げの意味合いで行う対策が、同じ「レベル10」では全然物足りないんです。

むしろ普段から、13や15のレベルの問題に取り組むことで、本番でもレベル10の力が発揮できるんです。

本番では、緊張したり、隣の人の鉛筆の音がうるさくて集中できなかったりと、予想外のことが起きるものです。

こうなると、レベル10の実力を持っている人は、本番ではなかなか10の力を発揮することはできません。

でも、普段から(あるいは最後の仕上げとして)レベル13の対策をしていれば、いざというときでも、十分にレベル10の実力が発揮できるものです。

誤解されるといけないので、もう一度お伝えしますが、過去問はおおいにやりましょう(せいぜい2年分で十分ですが)。

ただ、それは仕上げのためではなく、あくまでも最近の出題傾向や問題をレベルを確認するためです。

理想的な対策は、まずはしっかりと基本事項を身に付けること。

そして、基本事項がある程度身についたら、今度はギアを1段上げて、過去問よりも少しレベルの高い問題に取り組み本番に臨んでいく。

試験対策の姿勢は、高校入試も大学入試も、そして公務員試験も全く同じです。

あなたの学力をより確実なものにできるかどうかは、これから1ヶ月半の取り組み方次第です。

夢の実現に向けて頑張っていきましょう!

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http://mezaji.com/ichiran/jissen/

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