☆★一般曹候補生5月試験 → 延期日が決まりました★☆
https://www.mod.go.jp/gsdf/jieikanbosyu/pdf/r2hoseisiken.pdf
今週も多くの問い合わせを頂きました。
高3生が一番多かったのですが、転職を考えている人や専門学校生、大学4年生からの問い合わせもありました。
今の時期、自衛官を目指す方のほとんどが
「何からやればいいんですか」
「これから勉強しても間に合うんでしょうか」
「実はこれまで勉強してこなかったんですが」
という悩みを抱えています。
大学受験を目指している人は、誰に言われるでもなくコツコツと勉強を積み重ねていきます。
でも自衛官を目指す方の多くの人たちは、これまで勉強にはあまり時間を割かなかった人たちです。
高3の場合には、部活に全力を注いできた人がほとんどです。
でもこれは、別の言い方をすれば、毎年「今頃から勉強を始める人がほとんどだ」とも言えます。
ですので、2番目と3番目の悩み「これから勉強しても間に合うんでしょうか」と「実はこれまで勉強してこなかったんですが」という項目に関してはあまり気にする必要はありません。
皆さん横一線でのスタートになりますので、本番までの勉強期間には、さほど違いは生じないんです。
大切なのは「何からやればいいんですか」という悩みへの対処になります。
自衛官採用試験に限らずどんな試験にも言えることですが、はじめにやるべきことは「敵を知る」ことです。
具体的には、1年分でいいので過去問を解いてみることをオススメします。
これまでは、書店で過去問を入手する以外に手段はなかったのですが、現在は防衛省も過去問を公開するようになりました(解答はありませんが)。
https://www.mod.go.jp/gsdf/jieikanbosyu/kakomon/index.html
一般曹候補生を受験する予定の方は、1年分だけでいいので、実際に自分の手を動かして過去問を解いてみるようにしましょう。
するといろんなことが分かります。
「数学も英語も全くわかんない」
「数学は半分は何とかなりそう」
「こういう出題傾向ならいけるかも」
「国語ってこんな問題が出てたんだ」
「英語やばいかも」
現時点でのご自身の状況が手に取るように分かると思います。
あとは現時点でのご自身の状況を踏まえて、本番で点数を取るために必要なことを考えて行動に移していけばいいんです。
繰り返しになりますが、はじめに過去問をやる意味は「現時点でのご自身の状況を把握すること」にあります。
ですので、3年分・5年分と過去問を細かく勉強する必要はありません。
1年分の過去問を解いてご自身の状況が分かれば、次に過去問が登場するのは、8月中旬以降で十分です。
これから8月半ばまでの2ヶ月半は、本番の問題に対応できるように、しっかりと基礎学力を身に着けることが必要です。
そのためには・・・
ご自身の状況にあわせて、テキストや参考書、問題集を用意して計画的に勉強をすることが必要です。
ちなみに、数学の試験範囲は「数学Ⅰ」ですが、出題されない項目があります(理由は割愛します)。
具体的には「集合と命題」と「データの分析」からの出題はありません。
勉強する際には、このことを踏まえておくと効率よく勉強できると思います。
夢の実現に向けて頑張っていきましょう!