一般曹候補生の1次試験まで、あと3週間となりました。
前もって9月の採用試験を念頭に置いて、既に対策を練っている人はいいのですが、急遽自衛官採用試験を受けることになった人もいると思います。
あるいは、これまで部活動や他の活動に時間を取られて、実質的に今から受験対策をしなければいけない人もいることでしょう。
一般曹候補生の試験科目を1つずつ見ていきましょう。
幸い、国語が実質的に「漢字と語句」ですので、あらためて細かい対策をとる必要はありません。
というか、取りようがないんですね。
強いて上げれば、文法(現代文)をコツコツやって本番までに仕上げられれば大丈夫です。
あとは対策問題を解いていって本番の形式に慣れることが大切になります。
他の科目ですが、数学は「数学Ⅰ」、英語は「英語Ⅰ」。
さて、今日の話はここからが本題です。
昨年の8月末、ある男性(大学4年生)からお電話を頂戴しました。
実は私は、自衛官採用試験の対策だけではなく、中学生・高校生を対象とした学習塾も運営しております。
その大学生と話をしていくうちに、彼が当YSTの元・中学塾生だったことが分かりました。
その時は青森の大学に通っているとのことで、当YSTに直接通って授業が受けられないということ、そして、直前まで所属していた運動部の大会等で実質的にこれから勉強を始めるということでした。
それで「何かいい対策法はないでしょうか」ということでした。
元塾生とだからというわけではないのですが、私は彼にある秘策を伝授しました。
「これから勉強するのであれば、数学に専念しなさい。数学はやればやった分だけ即点数につながります。あとは時間がどれだけ確保できるのかですが、数学をやって時間がないのであれば、英語の対策はやらない。時間があるのでれば、文法を中心に対策をすること」。
これは数学と英語の出題形式にもよるのですが、 数学は本当に勉強すればした分だけ、即点数になります。
でも、英語は形になるまでに時間がかかるんですね。
結局、元塾生のG君は、「7日間完成!一般曹候補生」と「実戦問題集」を購入して、残りわずかの期間に全神経を集中することになりました。
11月の最終発表の日。
G君から電話が入りました。
「先生、一般曹、無事合格しました。ありがとうございます」
「それはよかった。おめでとう。最後の追い込みはかなり頑張ったんじゃないの」
「はい、教材を購入したその日から毎日8時間、勉強しまくりました。テキストも問題集も何回もやりまくりましたよ」
「ほかに何かやったことある?」
「いえ、もう時間がないので、先生から頂いた教材だけです」
「英語もやる時間はあった?」
「何とかつくってやりました。人生でこんなに勉強したことはなかったですね(笑)」
運動部でつちかった集中力が、追い風となり、G君は見事「短期決戦」に打ち勝つことができました。
千里の道も一歩から
その一歩を踏み出すことで、あなたの夢が実現します。
まだ3週間あります。自分の可能性を信じて頑張っていきましょう!