昨年の一般曹候補生の倍率が発表されました。コロナの影響で、前年に比べて倍率が一気に上昇か? と思ったのですが、フタを開けてみると「横ばい」でした。
(明日〆切:自衛官模擬テスト http://mezaji.com/testdetail/ )
先日、今年度の防衛白書が発刊されました。
その中に令和2年度の採用状況が掲載されています。
一般曹候補生だけではなく、防衛大学校や航空学生などの他の種目の採用状況が公表されています。
一般曹候補生に絞って詳しく見てみましょう。
陸海空・男女別の倍率を掲載します。
令和2年倍率(前年の倍率)
【陸上男子】 3.81(3.43)
【海上男子 】2.99(2.86)
【航空男子 】8.03(8.50)
【陸上女子 】9.35(9.20)
【海上女子 】4.02(4.30)
【航空女子 】4.30(5.67)
昨年はコロナの影響をもろに受けて、公務員は勿論、民間企業の採用状況も思わしくありませんでした。
そのような状況下にあっても、倍率は前年度と実質的には変わらなかったということになります。
ただし、実際に受験をした人たちの「体感」は別でした。
先行きが不透明な中での受験でしたので、「目指せ!自衛官」を通じて私が携わった人たちは、例外なく、例年以上に緊張感を持って学科試験に臨んでいました。
その甲斐もあってか、何度もやりとりのあった人たちは、皆さん、最終合格を勝ちとっていました。
この流れからすると、今年の倍率も例年通りに推移することが予想されます。
つまり、やるべきことをコツコツとやっていけば、少なくとも1次試験(学科試験)については、十分に合格圏内に到達できることになります。
本番まで1ヶ月を切りました。
あれもこれもとやみくもに手を伸ばすのではなく、基本事項を何度も何度も繰り返して学力の定着を図っていきましょう!