昨日、高3の女の子とお母様が来塾されました。
明日から7月ですので、一般曹候補生の1次試験まで2ヶ月半。
もう、80日を切っています。
どうしても自衛官になりたいけれども、部活動(運動部)が10月まであるとのこと。
いろいろ話をしていく中で、部活動の兼ね合いで定期的に通ってくるのが難しいということでした。
ということで彼女は、迷わず夏期講習を申し込んで帰っていきました。
夏休みの7日間なら何とかスケジュールの都合がつくということのようです。
ここ最近、毎年のように、自衛官を目指している高3生で、部活動が秋口まである人が通ってきます。
あるいは、通えないのでどうすればいいでしょうか、という相談も受けます。
いずれの場合も答えは
「適切な対策を効率良くやる」
とにかくこれに尽きます。
そして彼らは見事第1志望の夢を勝ち取っていきます。
さて・・・
「時間がない中でも成果を上げている」彼らには共通することがあります。
それは、
オープンマインドである
ということ。
大切なことなのでもう一度書きます。
彼らに共通するのは
オープンマインドである
ということ。
具体的に言うと、彼らは、アドバイスを素直に聞き入れて、即、実践します。
数学はこういう勉強をするといいですよ、と言えば、頑張ってその通りのことをやってきます。
冒頭の例で言えば、迷わず夏期講習に申し込むこと。
勿論、独学で過去問を解いたり、対策本をやったりして、合格する人もいます。
でも、少なくとも部活で忙しい場合には、このような流れでは9月の試験には間に合いません。
これまで勉強そっちのけで生活してきた人も、何となく「まずは、過去問をやってみようか」などと悠長なことを言っていては、到底、9月には間に合いません。
2年前、「部活動が10月まであるけれども、何が何でも自衛官になりたい」という高3の女の子(Sさん)がやってきました。
スケジュールの関係で、夏期講習にも参加できません。
それどころか、夏休みには部活動(運動部)の遠征があり、半分以上も自宅にいない、とのこと。
そこで私は、お盆休みを返上して彼女との個別指導の時間を確保し、何とか「7日間完成!一般曹候補生」の授業を行いました。
部活の疲れもあり、授業中に居眠りをするときもありました。
それでも、忙しい合間を縫ってSさんはやってきました。
自転車で片道30分かけて通ってくるのですが、雨の日はカッパを着てずぶ濡れになりながらもやってきました。
夏休み明けからは、学校もあるし部活動もありますので、あとはテキストの復習と実戦問題集をとにかくやるように、ということでアドバイスをしました。
11月、Sさんから電話が入りました。
「先生、一般曹候補生・陸上、合格していました!」
Sさんの努力が報われた瞬間です。
適切な対策を効率良く行った結果、Sさんは、小さい頃からの夢を実現することができました。
なお、「適切な対策を効率良くやる」ことに関しては、情報誌『めざ自通信Vol.1』に科目別のものを書いておりますので、是非、そちらを参考にして下さい。
それでは、9月の試験目指して頑張っていきましょう!