新年度。
中高生は実質的に今週から学校がスタートしたところが多いようです。
当YSTは中高生を対象とした学習塾も行っています。
昨日は中2の授業がありました。
春休み明け久しぶりに通ってきた生徒もいます。
昨日はテスト前の授業だったので、テスト対策を行いました。
細かいことをやっている時間もないので、全範囲の問題をミックスして、演習して頂きました。
すると、早速、久しぶりに塾に来たS君が次のような問題でつまずいてしまいました。
9-(5-4x)=3+2x
高3生や大学生からすれば、朝飯前の問題だと思いますが、中2になったばかりの生徒からすれば、そういうわけにもいきません。
春期講習に通っていた隣の塾生たちはスラスラ解いています。
でも、S君には半年ぶりに見る方程式です。
悪戦苦闘の末、何とか解き方をモノにして、次の問題に移行することができました。
新年度と言えば、今春高校を卒業した女性(Sさん)が、自衛官採用試験を受けるために、先週から通い始めました。
一般曹候補生が第1志望ということでしたので、数学と英語の授業を中心に進めていくことにしました。
こちらも、高校のカリキュラムの関係で、今年の1月以来、実質的には勉強をしていません。
数学初日。
まずは「2次関数の3基本形」を詳しく扱い、その後「平方完成」の練習を演習を交えて進めていきました。
内容自体は教科書の例題レベルです。
やり方がキチンと身についていれば、スラスラ解ける問題です。
でも、冒頭・中2のS君のようにしばらく勉強から遠ざかっている人にすると「一大事」です。
何をどうやっていいのかチンプンカンプンです。
解決策はただ1つ。
自分で鉛筆を動かして、地道にコツコツ勉強していく以外に方法はありません。
幸い、Sさんはつまずくこともなく、理解できています。
このまま順調に進んでいくことでしょう。
自衛官採用試験に限らず、すべての試験について言えることがあります。
それは、「試験前、勉強は1回やって終わりではない」ということ。
むしろ、テキスト・問題集を一通り終えたことで、ようやくスタート地点に立てたことになります。
1回目の勉強では、たくさんある解き方(つまり「型」)を理解するだけで精一杯です。
それを、2回、3回、・・・5回、6回と繰り返し勉強することで初めて、その「解き方」が身につく訳です。
個人差もありますが、1回目の勉強が終わるには、2ヶ月半はかかると思って下さい。
私は毎年、一般曹候補生を受験する人たちとやりとりをしていますので、その経験からお伝えしております。
そして、それを繰り返し復習するとなると、4ヶ月は最低でもかかると思って頂いてまず間違いはありません。
自衛官を目指す人からすれば、「自衛官になるために何で国・数・英の学科試験なんかあるんだろう」と疑問に思うかもしれません。
でも、1次試験で「国・数・英」の試験が課される以上、どうしてもこのハードルを乗り越えなければいけないんです。
そのためには、繰り返しになりますが、「地道にコツコツ勉強していく」しかないんです。
新年度を迎えました。
特に運動部に所属している高3生は、目の前の高校総体のことで頭がいっぱいだと思います。
でも、5ヶ月後には一般曹候補生の1次試験があります。
前述の通り、勉強には4ヶ月は必要です。
動くのは今!
心機一転、気合いが入っている今がベストです!
今年の秋、笑顔で合格発表の日を迎えられるよう、今できることから頑張っていきましょう!
一般曹候補生対策・教材一覧
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