ここ仙台は桜の見頃をむかえています。例年より1週間ほど早いそうです。
桜はいいですね。通勤時間の風景に癒やされる日々を過ごしております。
さて、新年度になり1週間が経ちました。
「この1年は○○をする」といったような、新しい決意を抱いた方も少なくないのではないでしょうか。
昨日、自衛官志願者のお父様が事務所を訪れました。
高校を卒業して4年ほど経っていて、今年度、一般曹候補生の試験を受けるとのことでした。
「5月の試験を目指しますか」
とお聞きしたところ、
「いえいえ時間もありませんから、9月の試験に合わせてお願いしたいと思います」
とのことでした。
考えてみれば、1年に2回受けられるのは魅力なのですが、これから勉強を始める場合、どちらに照準を絞ればいいのか、難しいところです。
勿論、一発勝負よりは、受験回数は多い方がいいので、5月と9月の2回とも、100%の対策をとって臨めるのであればそれに越したことはありません。
もう少し具体的にみていきましょう。
少なくとも1ヶ月前から対策をしっかり取っていて、順調に進んでいる人であれば、5月の試験は十分可能性が開かれています。
では、これから勉強を始める場合はどうでしょう?
学生さん、あるいは浪人する方で勉強に十分時間が取れるのであれば、5月の試験に全力を注いで目指していくのも「あり」だと思います。
例年、志願者の方と勉強をしていて言えるのは、「一般曹候補生の勉強を一通り終えるには3ヶ月はかかる」ということです。
勿論、これは、高校生活があったり、社会人の方で普段は仕事をしている、というような状況の場合です。
ですので、浪人生や大学4年生でほとんど授業がないような人なら、1ヶ月半でも十分に対策はとれると思います。
では、社会人の方はどうでしょう。
「これから初めて勉強を始める」という場合、現実的には5月の試験には間に合わないと思っていた方がいいでしょう。
ですので、9月の試験に照準を絞り、そんな中でも本番の雰囲気などを実感したり「予行演習」的な意味合いを込めて5月の試験を受ける、というのが現実的だと思います。
いずれにしても、まずは過去問を1年分でいいのでやってみる。
そして出題内容のレベルを肌で感じてみる。
そしてこれなら「1ヶ月でもやれるかも」とか「基本からじっくり勉強するための教材を探さないといけないな」という判断ができると思います。
「あなたの夢の実現の物語」は、あなた自身が主人公です。
まずは「初めの一歩を踏み出す」ことから始めてみましょう!