多くの志願者が、一般曹候補生と自衛官候補生の両方を併願すると思います。その際、特に転職希望者に注意して頂きたいことがあります。
高3生には「夏休み」という時間面での強い味方があります。
一方で、働きながら学科試験対策を進めてる社会人の場合、いかに時間を有効に使うかがポイントになります。
2年前から、自衛官候補生の試験内容が「高校程度」になりました。(そのため、書店においてある過去問集では、ほとんど対策にはなりません。ご注意を)
従来の「中学校程度」に比べ、一気にレベルアップです。
防衛省のHPで公開されている過去問を見る限り、自衛官候補生の数学は一般曹候補生の数学とほぼ同じ内容になっています。
国語もほぼ同じ。つまり、数学も国語も対策としては同じことをやればいいことになります。
これはとてもラッキーなことです。労力が半分で済むわけですから。
では、残りの科目はどうでしょう。
自衛官候補生の社会は選択式ではありますが、高校の内容がガッツリと出題されています。
一般曹候補生では、これまで通り高1までの英語からの出題。
つまり、どちらもやるにしても、生半可な対策では立ちゆかなくなってきているんです。
それでも、高3生や学生さんには、「夏休み」という強い味方がありますので、そこそこ勉強に専念できると思います。
それに対して社会人の場合には、社会も英語も、限られた時間の中で、かなり深掘りをした勉強をしないといけません。
このような場合には、欲張ってどちらも追い求めるのではなく、どちらか一方に軸足を置いて勉強するのも1つの選択肢となります。
採用人数や任期制か否かの違いはありますが、いい意味で割り切って、「どちらか一方に全集中する」というのが、社会人の場合にはベターでしょう。
(勿論、時間の取れる人は、両方とも対策をとるようにしましょう)
7月に入り、一般曹候補生の募集が解禁となりました。
社会人の方は勿論、高3生も気持ちを「受験モード」に切り替えて頑張っていきましょう!
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