【専門学校生の奮闘|5月の試験に向けて】

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2年前のちょうど今ごろ、ある女性志願者(Mさん)のお父様からお電話を頂きました。

「5月の試験を受ける予定なのですが、数学が心配なんです。高1以来、学校のカリキュラムの都合で、数学は全くやっていないんです」とのこと。

いろいろ話を聞いていくと、娘さんは航空業界関連の専門学校に通っているものの、希望の(民間企業の)職種は倍率が高く、自衛官も選択肢に入れて就職活動をしている、ということでした。

Mさんは3月の最終週から当YSTに通い始めることになりました。
(英語は自力で大丈夫です、ということでしたので、数学に絞った授業が始まりました)

初めのうちは民間が第1志望、自衛官が第2志望だったのですが、お父様が元自衛官だったこともあり、Mさんは一般曹候補生を第1志望に変更して学科試験に臨むことになります。

とはいうものの、専門学校の授業も忙しいようで、Mさんが通えるのは週に1回。

本番まで、7回しか授業を組めません。

そこで私は、特に「2次関数」と「三角比」に絞った授業を行うことにしました。

展開・因数分解やルートの計算を扱う「数と式」は、「2次関数」と「三角比」の授業を進めていくと、必然的に必要な項目が出てきますので、そこで理解をして頂くことにしました。

予定では、ゴールデンウイーク前に何とか「2次関数」と「三角比」を一通り終えられるように授業を組みました。

初めのうちは、久しぶりの数学だったこともあり、Mさんは計算ミスを頻発します。

「大丈夫。久しぶりに数学をやったので、脳みそがまだ追いついていないだけらから。慣れればミスも減ってくるから」私は、Mさんに声をかけ続けました。

実際、解き方が身についてくるにつれて、Mさんのミスもなくなっていきました。

そんなこんなで1ヶ月が過ぎていきました。

そして計画通り、何とかゴールデンウイーク前には、一通り「2次関数」と「三角比」を終えることができました。

ゴールデンウイーク(GW)があったおかげで、専門学校が休みの間に、一般曹候補生の試験勉強も、かなりはかどったようです。

結果は・・・

高1以来、3年ぶりに数学の勉強をしたMさんでしたが、見事、1次試験を突破。

その後、晴れて最終合格を勝ちとることができました。

年度替わりの時期ですので、志願者の中には、何かと慌ただしい人も多いと思います。

でも、5月の試験を受ける人は、その周りの雰囲気に流されてはいけません。

計画的に勉強を進めていきたいところです。

そして、できればゴールデンウィーク前までに一通り学科試験の勉強を終え、GW期間中に復習・見直しをやるのがベストな勉強法といえましょう。

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(授業中は電話に出られない事があります)
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