長年、多くの志願者と接していると、いくつかの大きな山があることが分かりました。
今回は、志願者の動きについてお伝えしましょう。
最初の山はまさに今。新しい年が始まり、半月から1ヶ月が経ったあたりです。
新年を迎えたことで、今年の目標を明確にし、その目標に向かって決意を新たにしているのでしょう。
実は、志願者とひとくくりに言っても、いろんな立場の人がいます。
高3生、専門学校生、短大生、大学生、そして社会人。中には無職の人もいます。
この1月下旬頃に勉強を始めるのは、上記のすべての立場の人たちです。
先ほどもお伝えしましたが、新年を迎えて決意を新たにしているのです。
先週も社会人の方、大学生、短大生の方などから教材の注文が入っております。
この時期に勉強を始める人は、明確な意志を持っていますので、一見早めにスタートを切っているようでも、勉強が長続きします。
陸海空にもよりますが、女性の場合には採用枠が少ないため、結果的に競争率が高くなります。早めにスタートを切れるのであれば早めに切りたいところです。
昨年1月に勉強を始めた高3の女の子がいました。
初めの(3月)は、模擬テストでもそんなにいい点数はとれていなかったのですが、8月には45点満点中30点台後半を取れるようになりました。
2つめの山は、大学3年生の山になります。一般曹候補生を受験する大学生は、ほとんどの場合、私大生です。
私立大は2月上旬から大学入試が始まりますので、その前の1月中に大学のテストが行われます。
テストが終わると同時に、自衛官を第1志望にする大学3年生は、ちらほらと勉強を始めるようです(短大生も同じです)。
3つ目の大きな山。それは年度替わりの時期です。
社会人は、人事の異動があったり、昇級があったりなかったり。
こういった要素が刺激となり、転職を考えるようになり、転職するための行動に移る人が多いのだと思います。
大学生・専門学校生・高校生などすべての学生さんは、新年度を迎えたことで、具体的に自分の就職について考え、行動(勉強)に移っていきます。
そして、4番目にして最大の山が、6月下旬から8月上旬にやってきます。
自衛官を目指す高3生の多くは、運動部に所属している人が多いようです。
多くの高3生は高総体が終わり、部活を引退したあたりから情報を集め始め、勉強するようになります。
以上が、大ざっぱな流れになります。
ただ、高3生だからといって「6月後半から始めましょうね」ということを言いたい訳ではありません。
人は人、自分は自分です。
思い立ったその日が吉日ですので、早めにスタートを切っても全然問題はありません。
むしろ倍率が高い女子や男女の区別なく募集する航空の場合には、早めにスタートを切って、他の志願者一歩でも差をつけておきたいところです。
さあ、今年はあなたの年です。
夢の実現に向けて頑張っていきましょう!