今朝、ある志願者の方の授業がありました。今日は英語の授業、動名詞を扱いました。
初めは「メガフェプス」というものから入りました。
具体的には mind, enjoy, give up, avoid, finish, escape, practice, stop という動詞は、目的語として「動名詞」は取れるけど「to不定詞」は取れない、ということから入っていきました。
勿論、逆もあるわけで、「to不定詞」は取れるけど「動名詞」は取れないものもあります。
これらの動詞も含めて、1つずつコツコツと身につけていくことが必要になってきます。
次に、目的語に「動名詞」も「to不定詞」もどちらも取れるけど、意味が違ってくる動詞を扱いました。
例えば 「remenber doing」と「remember to do」、「try doing」と「try to do」では意味が違ってきます。
また、「stop doing」と「stop to do」(※この場合は目的語ではありません)も意味が違ってきます。
そして3つ目が動名詞を用いた構文・熟語など。
can’t help doing とか、on doing in doing の違い、更には 「look forward to 名詞」など。
動名詞で学習すべきことは、これでほぼおしまいになります。
あとはこれらの文法事項を、しっかり身に付くように復習したり、問題集を解いて知識をより確実なものにしていけばいいことになります。
ただ、英語の出題は「和訳が正しいもの(間違っているもの)を選べ」とか「単語の並べかえ」、「( )に入る適語は?」、「2つの文の意味が同じ(間違っている)組合わせのものを選べ」など、いろんなパターンが存在します。
そのため、問題を解いた際には気づかなかったけど、答え合わせをして解説をみたら、「ああ、そうだった」ということがよくあります。
数学のように1つだけ存在する答え(数値)を求めるわけではなく、「正しいか、間違っているか」をいろんな角度から出題してきますので、「正しい確実な知識」が必要になってきます。
そのため、英語を得点源にするまでにはかなり時間がかかると思っていた方がいいでしょう。
ご存知の通り、一般曹候補生の英語の出題範囲は「英語Ⅰ」です。
もう少し分かりやすく言えば、「高1で習う英語」になります。
でも、実際の出題傾向から言えば、「高1で習う英語」というよりも「高1までに習う英文法」に焦点を絞って勉強していかなければいけません。
別の言い方をしてみましょう。
一般曹候補生の英語は
「中学英文法(A)」+「高1の英文法(B)」
を勉強すればいいことになります。
これまでの経験上、AとBの出題比率は、だいたい
A:B=8:2
となっています。
英文法は、現在完了形や助動詞、不定詞、動名詞、分詞、比較など多岐にわたっていますので、一通り終わらせるだけでもかなりの日数を必要とします。
9月の試験を受ける予定の人で、まだ勉強を始めていない人は、早めに始めるようにしたいところですね。