こんにちは、中鉢です。
今回は、一般曹候補生の数学について取り上げます。
試験範囲は高校1年で扱う「数学Ⅰ」。
でも、ここで注意が必要です。
数学Ⅰの内容である「データの分析」と「命題と集合」からの出題はこれまで1問もありません。
詳細は省きますが、この傾向は今年も続くと思ってよいでしょう。
続いて内容ごとに確認していきましょう。
教科書では次の順番で扱う内容が配列されています。
☆数と式
☆2次関数
☆三角比
☆データの分析
いずれも大事な項目なのですが、例年、受験生と接していて言えるのは、「2次関数」と「三角比」に時間がかかることが多いです。
2次関数で扱う内容は大きく2つ。
「グラフ」と「2次不等式」です。
前者の「グラフに関する問題」は、完全平方の式変形がきちんとできていれば大丈夫です。
テキスト『7日間完成!一般曹候補生』では「1日目」に該当します。
後者の「2次不等式」は、文字通り「2次不等式」がきちんと解ければあとは何とかなります。
『7日間完成!一般曹候補生』では「2日目」になります。
続いて三角比。これも大きく2つに分かれます。
前半がsin、cos、tanの定義とその式の扱い(「3日目」)。
後半が正弦定理・余弦定理と面積を扱う図形の問題(「4日目」)。
ですので、数学が苦手だった人、2次関数や三角比が苦手だった人は、この辺のことを頭に入れて早めのスタートを切るとよいでしょう。
そして最後の「データの分析」。
これに関しては冒頭で述べたとおり、出題されません。
特に社会人の方や学生さんは、日々の生活が何かと忙しく、うっかりすると勉強時間を確保できなくなってしまいかねません。
ですので、計画性を持って行動するようにしたいところです。
5月の試験を目指すのであれば、ちょうどいいタイミングかもしれませんね。