新年あけましておめでとうございます。
年が明けたことで、今年の自衛官採用試験を決意している人もいることと思います。
まずは、採用試験に関する最新の情報を入手することから始めましょう。
さて、昨年11月に一般曹候補生の仮合格を頂いていた塾生がいました。
自衛官候補生の合格は頂いているものの、できれば一般曹候補生で入隊したい。
でも家庭の事情で浪人する訳にもいかず、苦悶の日々を過ごしておりました。
「繰り上げ合格ってどれくらいの確率で来るんでしょうか?」
彼から質問を頂いたのですが、こればかりは何とも言えません。
11月中旬に声が掛かる人もいますし、3月に入ってからくる人もいます。
一方、年度明けまで声が掛からずに終わってしまう人もいます。
そんな彼に、先月半ば、一足早めのクリスマスプレゼントが届きました。
無事、一般曹候補生の繰り上げ合格のお声が掛かったのです!
「これで安心して年が越せますね」私は彼にお祝いの言葉をかけました。
今は民間の就職状況がいいことで、公務員の内定辞退者が例年になく多くなっています。
県職員の内定を辞退する人も多くいるご時世ですので、自衛官合格者も辞退者が例年以上に多くなっているようです。
本来なら、自衛官が第一志望の人には朗報なのですが、これがなかなか一筋縄ではいきません。
辞退者が多くなっているためでしょう、防衛省は昨年、5月の一般曹候補生の試験を復活させました。
実は、5月の試験はほぼすべての公務員専門学校の生徒が受験をします。
これは、公務員専門学校が実績をつくるために、本人の意志にかかわらず無条件に受験をさせるからです。
結果として、ゆくゆくは辞退することになる人が合格することになります。
年が明けたことで、今年の自衛官採用試験を決意している人もいることと思います。
親御さんや学校の先生に相談をすると
「ああ、自衛官ね。名前書けば受かるから」
そんな返事が返ってくるかもしれません。
確かにそのような時代もありました。
親御さんの時代はそんな採用状況が続いたものです。
でも今は違います。
公務員専門学校の生徒が実質全員受験をするご時世です。
この中には、前年、県庁や市役所を受験して落ちた人たちも数多くいます。
そのような人たちと一緒に試験を受けて、まずは学科試験で合格しなければいけません。
少なくとも「名前を書けば受かる」試験ではありません。
勿論、このような人たちは面接で「正体がバレる」ことになるのでしょうが、それは2次試験でのお話。
学科試験の1次試験では、県庁・市役所が第一志望の人たちと数少ない定員枠を競わないといけません。
幸い、学科試験で必要な科目は、高1の数学と英語。
まあ、国語もありますが、実質的には漢字と語句が大半を占めますので、実質的には数学と英語の勉強をしていけばいいでしょう。
今年高校を卒業する人、転職を希望する人、大学卒業の進路に考えている人。
恐らく今年も5月には一般曹候補生の試験が実施されることでしょう。
まずはその5月の採用試験の突破を目標に掲げて頑張っていきましょう!