原因は何なんでしょうか。
先日、一般曹候補生の志願者から相談というか、問合せを頂きました。
2次試験では、面接や身体検査が行われます。
この方は自衛官候補生が補欠合格になっていますので、少なくとも身体検査は基準を満たしています。
また、あまり知られていないのですが、2次試験では身辺調査が行われます。
(身辺調査というと、何だかおどろおどろしいですが、就職試験では民間企業でも行われていることです)
こちらも、自衛官候補生で合格(補欠)を頂いていますので、問題はありません。
となると、やはり2次試験の本命である面接がどうだったのか、ということになります。
どのような受け答えをしていたかについての詳細は分かりませんので、ここからは推測になりますが、面接官の立場に立った場合、面接で優劣をつけることは簡単ではありません。
幹部自衛官や事務所の所長さん、更には面接をやっていた人とお話をしたこともありますが、簡単ではないようです。
でも、少なくとも「やる気」「何が何でも自衛官になりたい」という気持ちというか気迫のようなものは感じることができる、ということでした。
私も、自衛官を目指す若者たちと話をしていると、第1志望として何の迷いもなく自衛官になりたいという気持ちを察することができます。
少なくとも、このブログを読んでいる志願者は、この気持ち・気迫については問題ないと思います。
お電話の主も「気持ち」は大丈夫です。
では何が原因なんでしょうか?
先程、面接では優劣をつけがたいと書きましたが、ここにポイントがあります。
1次試験を合格した人たちに対して、面接を行い、点数化していきます。
この時点で面接のポイントが高ければ、その人は最終合格となります。
でも、面接では優劣をつけがたいので、結果的に1次試験の点数に戻って、合否を決めていくことになるようです。
最終合格を勝ちとるためには、まずは1次の学科試験をパスする必要があります。
でも、ギリギリで1次をパスするのではなく、1点でも多く点数を取って1次試験を突破することが、2次試験をも突破する鍵となってきます。
特に倍率の高い陸上女子や航空男子の場合には、早めに対策を始めて、本番に備えていきたいところです。
5月の学科試験まで3ヶ月を切りました。
最終合格を勝ちとる上でも、学科試験で1点でも多く取れるよう、頑張っていきましょう!