
先週土曜日の1次試験、受けた方はご苦労様でした。
1次の合格合格発表まであと10日程ですが、何となく落ち着かない日々を過ごしているといったところでしょうか。
勿論、海上を希望される方は9月の試験1本ですので、高校を既に卒業している志願者でまだ対策を立てていない人は、もう本腰を入れなければいけません。
高3生も、学校の定期考査があるかと思いますが、他の志願者より早くスタートを切ってアドバンテージを取りたいところです。
さて・・・
高校生・大学生で、夏以降に(部活動等の)大会がある方も少なくないでしょう。
部活動の引退時期が、7月や8月、場合によっては10月ともなると、今すぐにでも対策を練る必要があります。
かつて、運動部に所属していたA君という高3の志願者がいました。
高校は体育系の学科に所属していて、本格的に部活をやっていました。
そして部活動の引退が10月ということでした。
幸いなことに、お父様が現職の自衛官で、どこからか当YSTのウワサを聞きつけて、A君は4月に入会となりました。
A君は運良く月曜日が部活動が休みになっていたので、通常なら週2回(数学1回、英語1回)行う授業を、1日に凝縮して進めていきました。
10月に一番大きな大会があるとはいえ、今の時期は高校総体の県大会があります。
そして彼の場合には、その種目で東北選抜に選ばれて、夏休みに大がかりな合宿や練習試合がバンバン入ってきました。
通常なら、高3生は夏休みに学科試験の勉強を一気に行う時期なのですが、A君の場合にはそうはいきません。
これでは、勉強する時間が確保できません。
結果として、4月から勉強をスタートしたことが功を奏しました。
勿論、A君は「絶対に自衛官になる」という強い信念を抱いていましたので、部活動でどんなに疲れていても、コツコツと勉強をしていました。
結果、見事、一般曹候補生(陸上)の最終合格を勝ち取りました。
部活動で忙しい。
学校生活が忙しい。
みんな同じ立場にいます。
「自由な時間が取れるようになったら、まとまって勉強を始めよう」というのも1つの選択肢です。
でも、私のところでは中高生の学習塾も行っていますので分かるのですが、こういう人は、結果的にスタート時期が遅れてしまい、受験勉強が後手に回ってしまいます。
日本には古来から「文武両道」という素晴らしい言葉があります。
9月に採用試験まで、いよいよ3ヶ月余りとなりました。
自衛官を目指す高校生・大学生は勿論、他の志願者も9月の試験に向けて頑張っていきましょう!

